• 2005.10.31 Monday

Chet Baker in B.ウェーバー展

10/28(金)、突然に仕事がらみで終日、国連大学ビル内で過ごすことになった。久々の都心通勤、久々のラッシュ、久々の山手線。ちょいと緊張して朝早めに出たら、原宿に予定より30分も早く到着したため、千代田線をパスして国連大学まで裏道をぷらぷら歩いた。ふだん1時間半の通勤だからか、1時間かからずに都心に来ちゃったことに、なぜか感動する。

無事、仕事を終えて5時過ぎ、朝から楽しみにしていた「ブルース・ウェーバー展」へ、いそいそと向かう。10月末までの会期中に見られるとは思っていなかったので、この突然の仕事に大感謝♪ なんせ会場が国連大学からすぐという抜群のロケーションなのだ。

いやー、人多いわ。狭い館内に人がうじゃうじゃ。写真は壁一面に貼られている、人もそこら一面にいる。しかたなく空いている壁面から眺め始めると、いきなりそこにはシワくちゃなチェット・ベイカーがいた!

天才トランペッターと言われたのにドラッグ漬けになり、最期はホテルの窓から転落して不可解な死を遂げたチェット・ベイカー。80年代に来日したとき、大阪でコンサートに行った。まだ50代だったと思うけど、枯れ木のような演奏と歌だったよ。彼を主人公にした映画「Let's Get Lost」も、大阪でみた。このドキュメンタリーの監督がブルース・ウェーバーだった(映画みた当時は気づいていなかったけど)。

そんなこんなの思いがどっと蘇ってきて、チェット・ベイカーの写真の前でしばし立ち尽くしてしまった。混んだ館内ではさぞ迷惑だったかも。

ブルース・ウェーバーは、もちろん輝かしく若い少年を撮るのがウマイ。今より痩せてて危うい魅力を放つ10代のディカプリオも、ちょっとワルっぽいブラピも、被写体として魅力的なのは一目瞭然。チェット・ベイカーの、ドラッグでシワシワになっちゃった老人のような容貌は、明らかにその路線からは外れているけど、なぜかそこにも撮影者の愛を感じた。

犬を撮るのもいいけど、ブルース・ウェーバーには、やはり少年を撮ってほしいもんだ。少年と、昔、少年だった人たちを、たっぷりこってりの愛を込めて。

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