前日、仕事の都合で自転車を永山の駐車場に置いて帰ったので、8/3(木)は
懸案の<永山〜若葉台>ルートを開拓しがてら、帰宅することにした。
若葉台までたどり着ければ、あと黒川までのルートは既知なので省略できるという算段。
フル自転車通勤のために、どうしても乗り越えなきゃいけない関門が、この<永山〜若葉台>区間なのだ。
●ママチャリの「担ぎ」は重いのだ
永山はご存知多摩ニュータウンの一角。「人車分離」が大原則の街である。
団地の中の遊歩道は橋となって車道の頭上を通っている。
私の当初の作戦は、この遊歩道をつないで高度を稼ごうというものだった。
だがしかし!! 永山駅から出発したため目指す遊歩道に行き着く前にアップダウンに遭遇することになり、今回に限っては作戦失敗であった。
推定25kgのママチャリを担いで歩道橋を昇り降りすること計3回。すっかりくたびれ果て、若葉台へ着くと、あたりは薄暗くなっていた。ちゃんと通勤ルート通りなら、スロープを利用できるので問題ないはず、というのが私の楽観的予測である(スロープの場所は確認済み)。
ママチャリ担ぎの甲斐あって、馬引沢南公園から多摩東公園に歩道橋で渡り、続く「弓の橋」で尾根幹線を越え、よこやまの道をかすめて稲城台病院に抜ける裏道(舗装されてるけど細さはシングルトラック並み)も発見できた! 夕闇迫る時刻にまたまた人っこ一人いない山岳地帯(丘ですがな!)を行くことになったが、以前のはるひ野〜永山逍遥時のように歩きでないだけマシか。
計画失敗ながらも、当初の目的は果たしたのである。
そこで安心したのが悪かったのか…。
●夜の若葉台ひとり旅
「ワルツの杜」や「ファインストーリア」云々というかっちょいい名前の高層団地が林立する若葉台地区。んなとこで迷うか?と言いたいが、立派に迷ってしまった。
バスで何度も通ったルートで稲城へ抜けようとしたのだが、ここでもいったん若葉台駅を出なかったのが原因で目指すバス道に出られず、ムダなアップダウンが増えた。
本来通りたかったバスルートの1本高台側の道を登りきると、あとは稲城まで延々と下り。その途中でバス道に合流した。しかしここでも南多摩駅へ出るつもりが、気づくとバス道どおり稲城駅側に降りてしまい、えらく遠回りの稲城大橋への道をたどることになった。
●遠い日の花火のような
多摩川へ近づくにつれて大きくなる「ポン、ドン、ドン、パパパパパン」という音。その正体は花火。普段は歩行者も自転車もあまり通らない稲城有料大橋も今宵ばかりは人だらけ。広い歩道に折りたたみイス持ち込んでる人も!
残念ながら私が橋上に着いてから数分で花火は終わってしまったが、今夏初の花火ライブ体験は、通勤ポタというジミな日常を一気にハレに変えてくれたのだった。