土曜の夜から読み始めたハリー・ポッターシリーズ完結編UK版600ページ(+おまけ)、本日読了。
シリーズ物は最後まで読まないと気が済まない私ですが、
いざ終わってしまうと、はて悲しいような。
6巻を貪り読んだのが昨日のことのように思えるけど、もう2年も前なのね。
ネタバレなしで7巻の感想を書くのは至難ですが、ちょろっと。
確かにたくさんの人が死んでしまいます。
1人目は読み始めたと思ったら「え?」。
2人目は久々に登場!なのに、あっけなく…「うそ?」
3人目からはクライマックスに向かう混乱の中での「えええええ?」
…途中で数えるのをやめました。
そして、ある人の死によってすべてが明らかになる。
裏切りも戦いも思い出も、発端は「それ」だったのね。
この人の死の場面(&その後の回想)が一番切なかった。
どんでん返しは数え切れず、期待通りのドキドキハラハラ。
でも最後はちょっと蛇足な感じがしないでもない。
UK版(スキャンしました)⇒
各章タイトルにあった(はず)の挿絵が一切なし!
アダルト版じゃないのに〜T_T
挿絵がないのは寂しいよ〜
やっぱUS版を買うべきだったか…
→注:挿絵はUS版でした…
さて、ここからはネタバレです。
ネタばれOKの方のみ反転させて、お読みください。
★★★WARNING! ここから後はネタばれあり!★★★
「Voldemortを殺すにはHarryも死ななくてはならない」、そしてDumbledoorは、すべて承知のうえでHarryを守り育てて来たのだという。そのことを知ったHarryの絶望で物語はクライマックスを迎える。そんな幕切れあってもいいのか〜?と思わず吠えたくなった。
ホグワーツを舞台にHarryサイドとVoldemortサイドのすさまじい最終戦争が繰り広げられた後、HarryはVoldemortの呼びかけに応じ、丸腰でVoldemortの前に現れる…。
話の終わり近くでDumbledoreがHarryにいろいろ告白するのはハリポタシリーズのお決まりだけど、今回もやっぱりそう。それも「天国なのか」と思わせる空間でのHarryとDumbledoreの会話。ここまで来て天国オチ?
けれど、Harryは現世の戦いの場に戻ってくる。Voldemortの強力なKilling curseで「殺された」はずのHarry、でも死んだのはHarryの中にあったVoldemortのHorcruxだった。
Dumbledoreとの「天国?」での会見から戻ってきてもHarryってばずっと死んだふり…してるわけじゃなく、最後の最後で名乗りを上げてVoldemortと一騎撃ち。
最後のHorcruxであるNaginiもNevilleが切り捨てたので、Voldermortにあとはない。
この決闘の結果は、もちろん…。
Nineteen years laterと題された最終章(頁数が印刷されていないので、おまけ扱い?→注:頁数ちゃんと印刷されてました…)は、その後、誰と誰が結婚して、子供が生まれて…という後日譚。
happy endingはいいけど、いきなり19年後に話が飛ぶので、
まさか、また新たなDark Lordが生まれたのか?と心配になったが、それを匂わせる描写はなかった。
天国(?)でDumbledoreとHarryが話していたときに、「救うことができない存在」として出てきた、不安気にひよひよと泣きじゃくる赤ん坊は、Harryに宿っていたVoldermortの一部が化身したものなのか?
彼はあそこでずっと、ひとり捨て置かれ、誰の助けもなく泣き続けてるのだろうか?
Voldermortという「究極の邪悪」を描きながらも、Voldermortがひとりの少年、青年だった頃のエピソードをいくつも書いた作者だけに、
ここには何らかの助けがあるものと信じていたけど。
ただしHarryとDumbledoreが話した静かな場所とは、Harryの質問に答えてDubmledore曰く「もちろんHarryの心の中にあるもの。でも、だからリアルじゃないと言えるのか?」と、これまたよくわからん。
最後の50ページほどを電車の中や昼休みに細切れに読んでしまったので、一気に読み直したい。
昨晩、寝る前のお楽しみで最後の100ページちょっとを一気に読み終える予定だったのに、途中で不覚にも寝てしまったのだ!
↑最後から2つ目のクライマックスの直後、衝撃の展開が一段落して物語が少しスピードダウンした瞬間、気が緩んだのか、睡魔に襲われた。
まだまだ修行が足らん私です。って何の修行だ( ̄▽ ̄)