巷ではいっこうに盛り上がっていないツール・ド・フランスの季節がやってきた。私の周辺だけだろうか、こんなに関心ないのは…。悲しい。
職場のドイツ人もフランス人も関心ないのさ、なんでやねん!
suzyさん!、いっしょに盛り上がりましょうね!!
初めて見たツールは昨年の第5ステージだったか。集団が大逃げを決めたドラマチックなステージだった。それですっかりハマってしまって毎日のようにテレビ観戦、家族からぶーぶー言われた。
そこで今年は作戦を考えた。
最初のうちは1ステージぜんぶ見なくてもいい、と割り切り
帰宅後はせっせと家事に勤しむ。8時に帰宅、夕食作って食べて、のっちの宿題みて、話も聞いて、お風呂いっしょに入って…。うーん満点なお母さんぶりだ!(自分で言ってどーするのん)
そして11時が来ると、すべてをほったらかし、もちろん食器の片付けもうっちゃって、テレビの前に座る。子どもが泣こうがわめこうが知らん。
「おやすみ!はよ寝んかい!」と追いやり、ひとり珈琲(週末はもちろんビールじゃ)を手に、ステージ最後の一番おいしいところをどっぷり観戦するのだ。
「走ってるだけの見て何が面白いのー」とぽんも呆れ顔で先に寝てしまう。
このオモシロさがわからないヤツはさっさと寝ちゃえー!と私は知らん顔で没頭。
で、昨晩の第3ステージのゴールですが、上記のごとく一人で観戦していたのにもかかわらず、声をたてて笑ってしまった。原因は「マキュアンさんの頭突き」。ゴール間際でいくらスペースがないからって、あんなあんな…絶句。。
首を不自然に捻じ曲げてまで、同国人にあんな頭突きせんでも…。
いやいやいや。
第3ステージ最後のスプリントぶっちぎりで優勝したトム・ボーネンの勇姿より、頭突きのオーストラリア人スプリンターが強く印象に残ってしまった夜であった。
最後の最後まで、何が起こるかわからない。
だからツール観戦はオモシロいんだよなあ。