• 2005.06.27 Monday

A long time ago in a galaxy far, far away...

「スター・ウォーズ エピソード3」の先々行上映に行ってきた。
1978年の第1作=エピソード4を神戸の新聞会館でみてから27年(!)
やっと完結したんだと思うと感無量。その感触をとにかく早く味わいたくて、夜中に最寄のシネコン、大泉Tジョイまで自転車を走らせたのである。

家人(ぽん)はSWを劇場にてリアルタイムでみていない世代なので、私がなぜそんなに早くみたいのか理解できないと言う。エピソード1&2の先行上映のときは何とかつきあってくれたが、今回は「もー飽きたから、ひとりで行っといで〜」と言われてしまった。最初の3部作(エピソード4〜6)をテレビでみた世代には、このワクワク感はわからんのかもしれない。

スターファイターの戦いに思わず身をのけぞらせ、SF映画初めてのド迫力にしびれながらみたエピソード4。当時としては斬新すぎる映像と、一度聞いたら耳から離れない音楽は、10代だった私の脳裏に鮮やかな記憶となって残っている。その残像を追い求めるように、エピソード3の先々上映には、私と同世代の人もかなり来ていた。

でも圧倒的に若い人のほうが多かったように思う。劇場を出るとき、後ろのほうで「字幕の漢字がムズカシくて読めなかったよー」と20代半ばぐらいの男の子たちが話していた。おいおい、漢字読めないんやったら吹替版を見ろっちゅうねん!

●むかーしむかし、むっちゃ遠い銀河の果てで…
懐かしい A long time ago in a galaxy far, far away...
がスクリーンに出てくるのは毎度おなじみ。
(字幕が上のような関西弁だったわけでは、決してない。私の頭ん中で、勝手に変換されていただけである)

んで、じゃーんとテーマ曲が流れると、これも毎度のことだが、28年前のワクワク感がどっと蘇ってくる。あーこれこれ、これやねんなー!と脳内では誰かが叫んでいるのだ。

さて中身である。正直に一言で言えば「あーそうか、そうなんか、そうやったんかー!」。
>どんな感想やねん!

アナキン=ダースベイダーなのは既知の事実だし、前3部作のヒールぶりもよーくわかっているだけに、一番知りたかったのは、なぜあの可愛いアナキン坊やがダースベイダーになってしまったのか?というところだ。

その理由があんなに切ないものだったとは。
自業自得とはいえ、愛するすべてを失って自らもサイボーグとなったダースベイダーは絶望と悔恨の権化と化し、半ばヤケでダークサイドの深みへと突っ走ったわけだ。

物語が終末に向かうにつれ、つまりエピソード4の始まりへと近づくほどに、「あ〜そうだったんかい」の思いも強まっていく。3の次は4なのだから、当然なのだが、4からみはじめた者にとっては、やっと話が最初に戻ってきたんだ、という安堵感とともに、30年近く前にみたエピソード4が個人的記憶とともに思い出され、頭の中グルグル状態である。CG大作に付き物の長い長いながーいエンドロールを見るのがイヤなのであろう人たちが、とっとと席を立ち劇場を出て行くのを尻目に、私はずずーんと椅子に沈み込み、感慨にずるずると浸った。

ところで、パドメ役のナタリー・ポートマンは相変わらず美しく気品があった。だんだん言葉が届かないところに行ってしまうアナキンに対する不安感、悲しみを、おなじみ「ハの字」眉でくっきり表現していたな。この人、ほんとに正統派美人なのに、「クローサー」のときにも感じたが、泣き顔はどの映画でも「レオン」のマチルダになってしまう。それが悪いわけじゃないが。

戦いのシーン、特にライトセーバーの決闘シーンは前2作より多いように思った。ヨーダも大活躍していて嬉しい。溶岩の真っ只中で展開されるアナキンとオビワンの師弟対決の結末は、スターウォーズ史上もっとも残酷なシーンではないか。溶岩を浴びて生きながら燃えているアナキンを、そのままにして立ち去るオビワン。もうちょっと深刻な顔してほしかったけど、ジェダイは「愛する者」に執着してはいけないのだ。執着心こそがダークサイドに堕ちる原因となってしまうのだから。

…ということで、ついに完結したスターウォーズ、一度はちゃんとエピソード1から6までを順番どおりに通しでみてみたい。丸1日ぶっ通しで「スターウォーズ完全上映」なんて企画が万一実現したら、絶対いくぞー。

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