いつか黒川へ自転車通勤する日を夢見て、最近せっせと会社近くを歩いては、裏道開拓&地理把握にこれ努めている。なんてったって家からの直線距離8kmもないのである。練馬から新宿に通うよりラク…なはずはない。間には、どうしても越えねばならない山があり、谷がある!
多摩センターあるいは永山までは乞田川か大栗川沿いルートを通れば、ほぼアップダウンなしで行けそう。問題はそこから。
日が長くなったのをいいことに、会社帰りにウロウロ探検しているのだが、如何せんいつも天気が悪い。小雨の日に何度か歩いて、黒川の広大な畑を通って若葉台に抜ける「農園ルート」は何とか目処がついた(坂道だけど)。
暮れなずむ農園の眺め。会社から徒歩10分で、この長閑さ!
先日、6時前に会社を出られたので、はるひ野まで歩いてみることにした。鶴川街道の「黒川」交差点から汁森神社の脇を通る新しい広い道沿いにはるひ野へ抜ける。ゆるく、しつこく登り道。はるひ野は黒川とも永山とも尾根で隔てられた盆地のような趣。造成の終わった宅地は道路より一段高くなっているところが多く、谷底を歩いている気分だ。
家が建つのをじっと?待っている、造成地の立ち木を見上げる。暗いのは時間のせい!
永山を望む尾根(神奈川・東京の県境でもある)に上がる階段を見つけたので、登ってみる。これがマチガイのもとだった。おとなしくはるひ野駅へ行けばよかったのだ…。
尾根から見下ろすはるひ野。白い点々は灯ったばかりの照明。遠景は若葉台のマンション群だ。
階段が途切れると薄暗い雑木林のダートな小道が丘を登っていく。尾根に出
てから2度目のマチガイ。右へ行けばよかったのに左へ進んでしまい、結果的に永山までの遠回りルートを選んだことに。途中、永山の団地でちょっと迷ったせいもあって、会社から1時間半の歩きで汗びっしょりになった。
暑さだけではなく、冷や汗も多分に混じっていた。昼間は木漏れ日が差し、とても気持ちいい道だろう尾根上の「多摩・よこやまの道」も、平日6時半過ぎ、日もかなり傾いて、人っ子一人通らない山道。尾根幹線の車の音が聞こえる近さとはいえ、どんどん暗くなる尾根道のアップダウンを小走りしても、近いはずの下界に降りる道がなかなか見つからず、どこまで行くんじゃい!と心細くなった。
やっと車道に出たが、尾根幹線の歩道を歩く人は、これまた殆どいない。人に会ったのは、多摩給食センター前で尾根幹線を離れ、住宅地に入ってからのことだった。
車止めのある尾根幹線の一部。車以外つまり歩行者と自転車はOKなのね。今度走ってみようっと。
黒川から永山まで電車で4分。なのに歩くとこんなに遠いんだ〜。トンネルを抜け最短距離を行く電車が羨ましく思えてしまう。
★今回の教訓★
◎よこやまの道は基本的にハイキング道なのでMTBでないと無理。MTBでも担ぎが入ること必至。
◎住宅地のすぐウラとはいえ、平日夕方に歩くのはイカン。寂しすぎる!
◎永山駅に駐輪場あり。自転車通勤の往路、時間切れになりそうだったら自転車を停めて電車に乗っちゃう手もあり。
以上、いつか自転車で踏破するための、徒歩による多摩丘陵散策報告でした。
Comments
う〜・・・この様子を見る限りでは、日中は緑が多くて気持ち良さそうだけど、夜はさすがのmidora姐さんでも、私としては心配です。
造成地は人気(ひとけ)が少ないからなあ。
もう少し人通りの多い道はないでしょうか?
あのあたりを夕方以降に歩くなんて!陽が傾いたら歩いちゃダメですよ!!もってのほか!!!!
どうしても歩きたい(自転車乗りたい)なら、車通りを行くべし。
>kiraさん
ご心配ありがとーございます。なんか多摩エリア全般的に「歩いている」人が少ない印象。車の街なんですねー。普免を持たない私は半ば意地で、車の通れない道を歩きたがるのかもしれません。
>まりこさん
うわーん、そんなに危ないですか。知らなかった(汗。今回コワイ思いをしたので、も〜しません!
でもねー、大きな車道(鎌倉街道とか鶴川街道とか)は歩いても自転車に乗っても、つまんないんですよ〜。裏道、山道、尾根道、畦道、小道、そんなところをさまようのが大好きなの。でも身の安全には気をつけなくっちゃね。
永山までの道のりは遠ぉございます。よこみねトンネルから左に曲がっても、今度は尾根幹を渡る場所を探すのが大変です。
汁守神社がら、国士舘大に抜ける道はいかが? より一層寂しい道で、日没後の通行はできませんが。
midora姐さんお久しぶりですね〜
と、気が付けばずいぶんお近くのご様子。
お気に入りのサイトにたまには多摩に行こうというサイトがあります。(参考になれば...)
http://nekoserver.com/kampeita/
町田までお越しの際は是非お立ち寄りくださいね。
夜は危ない道なんて・・・
たぬきでも出るのかなぁ〜。
梅雨が明けたら、自転車乗る機会も増えますよね!
あまりムリせず、一人歩きはご用心を(^^)
昔から文明と自然の境界となる土地には怪異があるといいます。平安時代の都会、京都でも事件がおきてたんでしょうね。
永山とか、あのへんは怪異のおきそうな気配がします。逢魔が時にはあんまりウロウロとしない方がええと思いまっせー。
>くろかわポタリング研究所さん
詳しい地元情報の載っているブログには、いつもお世話になっております!
やっぱり遠いですよね。うーん。
あ、左に行っても遠かったんですか。知りませんでしたー。
>汁守神社がら、国士舘大に抜ける道
まだ試していませんが、これも山道ですよね。
いちど昼間に行ってみたいです。
>Ezさん
http://nekoserver.com/kampeita/
ありがとうございます。
ワタシがウロウロできるのも、上記くろかわポタリング研究所さん始め、すべてWebでサーチした情報のおかげなのです。
このサイトも、ぐぐっているとよく出てきたので、あちこち参考にさせてもらいました。すごい情報量ですよね!
最近のっちのガッコがある関係で町田にも時々出没してます。近いうちにお伺いします!
>米田さん
逢魔が時〜なんて懐かしい言葉でしょ!
そう、京都にも通じるとこがありますよね。鎌倉古道とか、昔の道がけっこう残っているところみたいだし。
山道も物の怪もコワイけど、一番こわいんは生きてる人間やわ〜と思う昨今です。
Post a Comment